404 Blog not Found(http://blog.livedoor.jp/dankogai/)でかの Nice Boat.事件に対するニコニコの映像が紹介されていたので見た。
- 404 Blog Not Found:ニコニ考 – ニコニコ動画が正しい二つの理由
まぁこれ自体大したことはないと思うが、404でも紹介されている以下の 記事の話だよね。
- 【B面】犬にかぶらせろ! – ひぐらしとかスクールデイズとか
つまり、テレビという無料メディアが先にあったせいで、人間は映像作品に対して お金を払うということに抵抗を持ちすぎている。もちろん、これは自分に対しても 言える。といっても、ペイパービューにしてもダメだった。これから、新しい形で 映像クリエイタにお金が戻る仕組みを作っていく必要があるのである。
現在の仕組みでは、それはほとんどうまくいっていない。 アニメ制作会社の多くは受注生産であり、著作権はほとんど発注側に 持っていかれる。僕もまだ勉強中で、厚顔無恥なことは承知で説明すると、 現在のアニメのほとんどは「製作委員会」という方式で作られている。 特にTVアニメはそうだ。で、この製作委員会が何なのか、意外とみんな知らない。
製作委員会とは、その作品に出資した人たちが集まった集団で、 出資額に応じて作品からの収益を分配したり、著作権を分担したりしている。 例えば、ある漫画原作でTVアニメ作品を作るという企画があったときに、 原作漫画の出版社、放映するTV局、広告宣伝を担当する代理店、キャラクタの グッズ販売をする玩具会社、海外への番組販売を行う商事が集まって、 それぞれがお金を出しあってアニメの制作費用を集める。この集団が製作委員会。 そして、集めたお金でアニメ制作会社にこういうアニメを作ってくれと発注する。 これを受けた制作会社はその予算でアニメを毎週作って納品する。これがヒットすれば グッズの売り上げやDVDの売り上げは、製作委員会に入って、出資比率に応じて 製作委員会のメンバーに分配される。
この方式はあまり資本力のない中小アニメ制作会社の制作の場合によく使われているが、 問題なのは、「制作会社には著作権がない」ということだ。こういう作品を見れば分かるとおり、 著作権は製作委員会と書かれている。つまり、製作委員会に出資したメンバーが著作権を 持っているのである。グッズ・DVDの売り上げも製作委員会に支払われるので、 実際にアニメを作った制作会社にはその売り上げでの利益は全く返ってこないという仕組みになっている。 つまり、手を動かしてアニメを制作した制作会社は、受注した製品を納入したときに支払われる 代金しかその作品での利益が得られないのであり、手を動かさず、放送したり宣伝したりしただけの 製作委員会のメンバーだけが利益を独占するという、異常な構造になっている。
こういう仕組みは何とかしないといけないのだが、さらに問題なのは、資本力や実績のある 大きな制作会社の場合である。この場合、製作委員会に制作会社も入り、出資をするので、 グッズ販売やDVD販売の利益は戻ってくる。この意味では健全なのだが、問題は そもそも入ってくるお金の方だ。現状では、子供向け以外はグッズ販売は微々たるものであることが多く、 DVDの販売や海外への販売といった部分でしか収入がない。結局、DVDの販売に頼らざるを 得ないということになっている。で、現状を見てみると、DVDは高すぎるといって誰も買わない。 おまけをつけて売るしかないといった状況だ。もちろん、中小制作会社の場合であっても DVDの収入が見込めないと、そもそもどこも出資をしてくれずアニメ作品そのものができない ことにもなりかねない。
さぁ、何が問題か。中小制作会社については、製作委員会という方式そのものが問題と考えられる。 これは業界が何とかしていくしかない。僕たち一般人が手を打てるのは、作品にお金を払うということだ。 コンテンツの勉強をはじめて、制作現場がどうなっているかを聞くごとに、作品を作るのがどれだけ 大変で、どれだけお金のかかることかを痛感してきた。正直、今まではアニメが作られてTVで タダで見られることが当たり前だと思っていた。でも、それがいかに傲慢で、制作者に敬意を払っていない 行為かということを思い知ってきた。
TVアニメの制作費用は大体1話1100万円。これをどうやって回収するかが問題なのだ。 DVDが1巻5000円として3話入っているとすれば、1クール(12話とする)全部買うと、 4巻分で20000円。この総額がいくらなら払う気になるか?今の自分の感覚なら5000円くらいかなぁ? 高校生時分なら1000円くらい?働き始めれば10000円くらいでもいけるかも。よく分からないけど 例えば5000円として、1話あたり約400円。今期で言ってこの価値に値するものがあるかと言われると わからない。でも、いいと思ったものに、少額ではあるがお金を払ってあげたいと思う気持ちを 持たなければならない。これは制作者側の問題ではなく、見る側の、僕たちの問題なのだ。
コンテンツをパッケージで買う時代は終わりなのかもしれない。今、いいと思った作品に、「いい」と言う 仕組みはニコニコ動画くらいだろう。ニコニコで人気にすることでニコニコ市場からグッズやDVDを 買ってもらえれば間接的に著作者側へ還元していることになるかもしれない。この仕組みの エッセンスは、実際に作品を見た後に、「いい!」と言うことで、お金を還元できるところだ。 資本力もない個人にとって、見てもいない作品に資金を出すファンドの様な仕組みははっきり言ってリスキーだ。 ニコニコ動画の様な仕組みを発展させれば、新しい資金回収の形ができるかもしれない。
というか、かなり有力な方式を思いついたんですが、あまりにも良すぎるので、ちょっと伏せます。 もう少し検証してみて、いまいちなら書きますが、もしもいけそうなら自分の企画として やってみたいと思います。そういう時、誰に相談すればいいんだろう?自分でベンチャーを 起こせばいいのかも。はじめて、いけそうな企画が思いついたので軽く興奮してます・・・。
参考サイト
- アニメや映画の“委員会活動”って何 – ニュース – nikkei BPnet
- 寄附講座(明治大学:法科大学院)
- アルファルファモザイクより「アニメの製作委員会制度がいまいち解らん。」
- WEBアニメスタイル_特別企画
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