- 2008-04-09 (水) 10:35
- コラム

ということらしいので,研究について思っていることを書いてみる.
ゼロからのスタート
当然,学部4年のときに卒論は書いた.でももうあれは捨てた.あまりにも自分の興味とかけ離れた ことをやったため,力尽きた.しかし,残念ながら同じ研究室に進むという選択をしてしまったため, 同じ内容をやることを求められた.いや,別に変えることもできたんだと思うが,そこまでの行動力は まだなかった.
それで,修士を半年くらいすごしたけど,何も変わりはしなかった.半年も通えばなんか違うのかなと 思ったけど,結局自分からなんかしないと何も変わらなかった.ラジコンを使った研究なんて 研究にならないと言われたこともたたって,完全に萎えた.
それから半年,全く研究をしなかった.全てを放棄していた.大卒の資格は取ったのだから,既卒でも 就職できるところを探したり,冬に院試をやっているところを探して出願しようとさえした. ただ,それもあきらめて,まずは普通の新卒で就職活動をしてみることにした.それで内定がもらえれば 研究をするモチベーションになるかもしれないと思ったから.
結果的に,最初希望していたマスコミは全落ちした.ただ,その途中で出会ったベンチャー系の企業に ビビッとくるものがあり,幸運にも内定がもらえた.とりあえずこの企業で働くことにしようと思ってる. それを踏まえて,研究を再開することにした.とは言っても,半年,いやこの1年全く何もやってこなかったので 全くのゼロからスタートすることになる.
興味の向く方向
年末を通過して,やっと研究としてやってみたいことが見えてきた.この感覚は初めてだから これに率直に従いたいと思っている.具体的に言うと「利き手」に関することだ.
ロボットを作るのに左右を考えていないのがちょっと問題があるんじゃないかと思ったのが発端. 僕は左利きで,幼い頃から利き手には気にならないことはなかった.例えば,ギターを弾くフリ, つまりエアギターをするときに,僕はギターなんか弾いたことないから,ギタリストの弾いてる姿を 目で見たことしかないんだけど,なぜか左利きの弾き方(右手でコードを押さえ左手で鳴らす)をしてしまう. 他にも投球フォームや拳銃など枚挙に暇が無い.
これをロボットで,つまり計算論的に何か活かせないかなというのが今の興味の方向.残念ながら全く 知識が無いので,ともかく本を読むほうがいいのかなと思って,「『左利き』は天才?」「右利き・左利きの科学」 「非対称の起源」などを読んだ.利き手に関する説はまだどれが有力なのか分からないという感じだった. なぜ有史以来,右利き:左利きは9:1程度を維持しているのか,左利きでも左脳右脳の役割分担は右利きと 同じだったり.いろいろ考えるところはあると思う.
構造構成主義との出会い
そんな中,たまたま出会ったのが「構造構成主義」だった.従来の科学というのにどうも疑念を抱きつつあった 僕としては,なんとか上手く折り合いをつけられる理論を探していた.たまたま読んだ構造構成主義というものが まさにこれだった.このまま科学に幻滅したままでは論文とか無理だなぁと思っていた矢先の出会いだったので 結構深くささってきた.構造構成主義については本を読みながら軽くまとめたエントリを書いた.
- 初心者が「構造構成主義とは何か」を読む ~その1~ -> As a Futurist...
- 初心者が「構造構成主義とは何か」を読む ~その2~ -> As a Futurist...
- 初心者が「構造構成主義とは何か」を読む ~その3~ -> As a Futurist...
- 初心者が「構造構成主義とは何か」を読む ~その4~ -> As a Futurist...
- 初心者が「構造構成主義とは何か」を読む ~その5~ -> As a Futurist...
言ってしまえば,これはメタ理論で何でもこの中に取り込めるんじゃないかと思った.つまり,構造構成主義的には 客観的に正しいものは仮定しないんだけど,主観的には世の中構造構成主義ってもので理解できるんじゃないかと 思ったわけだ.これはあくまで「僕が」という話.誰に押し付けるつもりもなくて,この理論に従えば 僕は僕の前に存在する世界を上手く言葉にできそうだと思った.
ただ,まだ「思った」段階で実行には移せていない.以下のエントリは試しに読了間際にやってみたが 不十分だろう.
利き手×計算論×構造構成主義=???
という感じで,その後利き手に関して,「左右学への招待」「自然界における左と右」などを読んでみたが 対称・非対称に関する知識は少しずつついてきたけど,研究として何がありえるのか未だに見えてこない, というのが現状かな.
自分の関心が最も高い現象としては,やっぱり先に挙げた「なぜ右利きのスタイルしか見たことないのに 左利きスタイルを自然にとってしまうのか」ということだ.これについてもうちょっと掘り下げてみると 研究になるのかなと思ってみたり.
専攻が専攻なんで,計算論でもやらないと認めてくれないとは思う(ハードウェアを作るのは無理.時間的にも 適性的にも)ので,そことどうつなげるかが,つまりどんなプログラムを書くのかが最重要解決課題に なりそうだ.その辺見えてくれば,後はどんな論文でも構造構成主義的に取り込むことが可能なので いくらでも考えが進みそうな気はする.
文献リスト
ちなみにこの辺の本は全て自腹で購入してる><
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