- 2008-05-23 (金) 7:32
- 雑記

一時の気の迷いかも知れないけど,どうしても真剣に検討せざるを得ないことなので 思うことを素直に書き綴っておきたいと思います.
学部時代の「やめたい」
「大学を辞めること」については,ここのところほぼ毎年考えている.1度目は学部4年生の後半. 4年の4月に研究室配属になりました.僕は第1希望ではない研究室に配属でした.うちの学科では 3年までの成績を元に,希望を聞いて学生を割り振るということで,僕が第1希望だった研究室は 人気があり,そこでの成績競争に負けたわけです.多分,人生初の挫折だったのかも知れません. さすがに体育会の部活をやりまくりながら,試験で高成績を収めるのは限界がありました. それで,多少やる気が削がれていたのと,どうしてもサークル的ノリの人達と合わせることができなかったり, そもそも何もやることないのに研究室に行く意味が感じられず,10月くらいまでほとんど顔を出さずに いました.
途中中間発表があったのですが,自分で好き勝手に書いて,直前で適当に手直しをうけて 通過させました.また,その後に大学院の試験がありましたが,ものすごく簡単なので 余裕で合格しました.ただ,なぜか大学院での希望を同じ研究室で出していました. 変えるべきだったのかなとも思いますが,また移った先で同じように人付き合いに苦労するなら もういいやと思ってそのままにしたんだと思います.
中間発表から全然すすめることなく,10月頃をむかえ,至極当然ですが,先生から 「これじゃ卒業できないよ」と言われました.で,その時点で色々と選択肢を考えはじめました. 明らかにここでの研究はやりたくないのに,それを耐えてまで卒業する価値があるのかと思っていました. 選択肢は3つ.
- 耐えて卒業して,大学院でまじめになる
- 留年を前提に,今から就職活動をする
- 大学辞めて,高卒で働けるところへ行く
1人で(というのがまずかったのかもしれませんが)色々と検討しました.まず,留年については, 早く社会に出たいのに,わざわざ1年遅らせるのは意味ないなぁと思いました.それくらいなら 退学してすぐに働きたい.ソフトウェア系なら別に高卒でもいけるだろうなとは思っていました. ただ,やっぱりせっかく大学まで来たんだから論文くらいは書いたほうがいいかもしれないと 思い,大学院へ行くメリットを考えました.一つには「新卒」という武器が使えるということ. 留年でも使えますが,傍から見ればなんら普通の感じで1年準備してからの就職活動ができるという メリットがあります.
実は,この時点で「自分がやりたいことは何か」について相当考えていました.このときの結論を 簡単に言えば,「テレビが作りたい」でした.自分はテレビから相当な刺激を受けて育ったのは 紛れもない事実.だから,その恩返しがしたいと思い,テレビに関わりたいと思うようになりました. 番組制作というより,テレビというメディアを僕の思う方向へと変えたいという意識があり, 放送局に行きたいと思うようになりました.そうすると,きちんと準備しないといけないので, 今すぐ始めても就職は難しいなと思い,留年の道は消えました.
このタイミングでたまたま知ったのが「コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム」でした. ホントに偶然大学の掲示板に貼ってあるのを見かけただけなんですが,このプログラムでは コンテンツ制作の大事なポイントを学べそうだということで,テレビというメディアに行くなら 必須だなと思いました.このプログラムは東大に在籍していれば無料で受けられるのですが 選抜試験がありました.しかも,実はこの年が最終募集でした.試験は卒論が終わったあとの3月. 卒論が終わってからでも十分対応できるレベルです.
というわけで,放送局への就職を目指して大学院で頑張るということで,このときの大学辞めたい熱は 一旦おさまりました.その後,1ヶ月程度でまさに無理やり論文という体もなしていない文章を 書き上げて卒業しました.当然,論文が通ってからは全く研究室にもよりつかず,教育プログラムの 試験対策や,ソフトウェア系の能力を客観評価してもらうためにソフトウェア開発技術者を取ろうと 思っていたのでその試験勉強,同時に実際に管理をやるためにPCを購入してLinuxを動かすことなどを していました.無事,教育プログラムは合格しました.もしここで落ちていたら,多分院は 速攻で辞めていたかも知れません.
修士1年での「やめたい」
さて,大学院が始まりました.4年のときは研究室に行かなかったことがダメな原因だったんだろうと 思い,ともかく行くことにしました.授業の合間や夜も部屋にいました.でも,それだけでは何も 変わりませんでした.結局その時点でのテーマ(卒論から持ち上がり)にはあまり興味がなかったので わざわざ時間を自分で作ってまでやる気力がなかったのでしょう.
ちょうどこの頃,新しいことが3つ程始まりました.1つはウェブ2.0デビューです.最初はmixiからでしたが だんだんと色々な方向へ興味が広がっていて,ともかくそれを吸収するのに時間を割いていました. 2つ目は,新しいスポーツを始めたことです.アメフトの簡易版でフラッグフットボールという ものなのですが,全く知らない人達の中に飛び込んでいく勇気が自分にもあることに驚きでした. 3つ目は本です.卒論の時期から,だんだんと本を買うようになっていました.それまでの自分は 本なんて買うもんじゃない,ウェブで情報は得られるし,最悪借りればいいと思ってました. でも,実際にストレスから本を買うことを始めたら,その魅力にとりつかれ,ひたすら本を買って読み 始めました.
研究室にいても,ともかくウェブの整理整頓に忙しかったです.見れば見るほど,自分の知らないサービスが 存在して,それらの意味を理解することに使っていました.週末はフラッグがありました. そして,本を読みまくっているときに梅田望夫先生との出会いもありました.ある意味,ここで 一つロールモデルを得たことが今の自分に大きく影響してるとも思います.
それでも,前期は研究室に一応いたということもあり,ほんの少しだけ研究を進めました.とは言え, それは自分の興味のあった画像処理の分野について簡単なプログラムをした程度でした.それと そのテーマでの論文の完成を想像したときにあまりに色々な意味で隔絶がありすぎてだんだん萎えてきました. 修士になって最初の研究室発表が7月くらいにあり,それはこのプログラムを説明して終わりましたが, その後また行くことはなくなりました.
夏はインターンをやるぞと張り切っていましたが,計画性の甘さと自分をつめられていなかったため, どれも選考に落ちました.結局夏休みはほとんどやることなく,家にいるか柔道をやるかという 生活でした.研究室では秋からのTAに向けて同期の人が準備をしていましたが,すでにそういうのを やる気力も失せていました.仕方ないので,本を買う金を稼ぐために塾のアルバイトを始めました.
それで,夏があけて授業も始まり,また研究室に行かなければならないのかと思うととても 気が滅入ってしまいました.また発表があるけど,言葉通り何もやっていない.そもそも 興味がない.また,就職活動が本番を向かえるのでその準備が必要だ,とか色々重なって, では,いっそ就職活動中は研究のことを一切忘れてしまおうということにしました. 一旦そう決めて,頭の中からそのことを捨て去って,後ろめたさを忘れて研究室へ行かないことに しました.そうすると,他の事に俄然やる気が出てきて,コンテンツの勉強を結構やったし, 本も読んだし,ブログも軌道に乗ってきたし,就職活動のための自己分析も集中してやれました.
この時期に徹底的に自分を見つめなおしました.去年思ったテレビというのは少し漠然としていました. 僕は特にアニメーションと,メディアとしてのテレビに興味があると気づきました.また, ウェブ進化論やウェブ時代をゆくの影響もあって,ウェブを活用するのが必須だと思うようになりました. この辺を十分につめていたので,放送局はじめ,エントリーシートを書くのはそれほど難しく なくなっていました.
そんな中,ふと思い立ったのが院に入りなおすという選択肢です.就職活動はしていたものの, じゃあそれで内定もらったとして,卒業することができる気がしませんでした.その大きな 原因がテーマに関して自分の興味とかけ離れすぎているということ.だったら,今からもう一度 院試を受けなおして,自分のやりたいことができる大学院に行ったほうがいいのではないかと 思うようになりました.実はこれにもっと早く,つまり夏の試験が終わる前に気づいていれば, 多分受けなおしていたと思います.東大の情報学環か慶應のメディアデザイン研究科はとても 興味がありました.ただ,気づいたのは11月くらいだったので,すでに学環は試験も終わっていました. 慶應はまだ1月に試験があるので,これなら間に合うと思って,推薦書の準備をしたりしました. しかし,その過程でじゃあ今の先生に相談するとなったときにとたんに萎えてしまいました. できればひっそりと試験をうけて合格してから,辞めますと言うつもりでしたが,それではダメだろう となって,でも相談するにももう半年音信普通にしてるのでそのハードルを越えるのは無理そうでした. また,新しい院に行ったところで就職活動が上手くいくとも限らないとも言われました.
結局,このときの大学辞める熱は,ひとまず今就職活動をやりきってみて,それから考えようという ことで収まりました.放送局の内定がもらえれば,それこそ先生の言われるがままに論文を書いて 卒業だけすればいいやと思っていました.
就職活動
さて,就職活動も本番を向かえました.放送局に関してはダメでした.というか,マスコミ全般が ダメでした.どうも受けていても自分の熱が伝わらないという感覚がありました.新しいものに 対する欲が感じられませんでした.そういう感じが伝わってしまったのか,ほとんどが最初の 面接で落ちました.一方で,たまたま知ったウェブ系の会社ではうまく内定をもらうことができました.
実は就職活動を進めるなかで,また自分との対話も増え,かなり形になってきていました. まずは,ウェブかメディアで実務を経験する,その後で教育とビジネスについて勉強をする, それでその時自分がやりたいことを形にしていく,という人生の目標というか,生き方の指針が できあがってきました.ウェブとメディアについては今自分が一番興味ある分野であり,特に システム作りと映像製作は順番はどうでもいいので,必ずやってみたいという思いがありました. なので,メディアを受けると同時に,ウェブも探していました.また,最終的に自分が何をやりたいのかを 今考えてみると,「教育」だなと思いました.そこで,一旦社会を経験したあと,大学で教育を学びたい と思いました.しかも,日本は感覚的に分かっている部分もあるのでできれば海外で. というわけで,アメリカに留学したいと思うようになり,説明会に行ったりしました. さすがに今すぐ行けるというものでもなかったので,丁度よいので仕事をしながらじっくり準備を しようということになりました.ビジネスについてはおそらく必須の知識になるので,教育と 両輪で必ず勉強したいなと思うようになりました.
内定も一応決まって,ついに研究に本腰を入れるのかと思いきや,そうもいきませんでした. まずテーマに関しては,自分で自分のやりたいことをテーマにすることにしました.誰の手も借りずに やるしかないという覚悟のもと,「利き手」ということで設定しました.実はちょっと前からすごく 興味が出ていて,学問的な考察の対象としてはいいなぁと思っていました.先生にも少しお話しましたが いまいち熱が伝わらない感じだったので,自分でなんとかするしかないなと思って,本も買いあさって 論文も多少読みました.一応研究の指針は立てられそうな感じではあります.
しかし,他にやりたいこと,やるべきことが山積しています.まず柔道部の監督.就職するまでという ことで引き受けましたが,やっぱりこれをおざなりにすることはできません.それから,本を読むこと. まだ僕は本を読み始めて1年しかたっていません.明らかに数が足りない.読むべき本が山のようにあり 研究に関連する本を読む時間がない.インターンもバイトもやりたい.就職を前にして,一度社会に出る前に 様々な業種に触れたいと真剣に思うようになりました.また,ウェブ上での活動も自分を形作るために とても重要な気がしています.
今思う「やめたい」
という感じで,現在に至るわけです.それで今どう思っているか.
まず中期的な目標として,30歳までにアメリカに留学したい.この目標についてどうなのか意見を聞きたい. 30歳というのは,英語に関してある人から言われたことで,それくらいまでなら何とか身に付くということ. 自分としてもなるべく早く行きたいので30歳を一つ区切りに思っている.ちなみに今年で24歳になる.
はっきり言って,僕は今の分野では研究者として落ちこぼれだ.そんな人間では違う分野とはいえ,どうせ アメリカに行っても何もできやしないのではないかという恐怖がある.教育を学びたいのは確定. これは譲れない.ただなぜアメリカなのか.その理由としては,彼の国の教育を体感したいという思いが あるから.僕は日本の教育しか知らない.本などで他国の教育を知ることは できるけども,体験したのとそうでないのでは大きな違いがある.そこで,20世紀を牛耳った国の 教育というものを勉強しつつ実際に体験することで,これからの役に立てたいというのが思い. この辺からして,すでに見通しが甘いのかもしれない.そもそも行かなくてもできるよとかそういう こともあるのかも知れない.だから,この辺は詳しい人にきちんと相談したい.
内定先からは,大学院を卒業できなくても内定は取り消さないと言われた.なので,今ここですっぱり 退学しても4月から働くことにあまり影響はしない.本音を言えば,もう関わりたくないので 今すぐやめたい感じではある.だが,今しかできないこと,つまりこの分野で研究をして論文を 書くという行為は今しかできないことではある気がする.そのチャンスを捨てることの問題点を きちんと整理する必要がある.これももはや僕1人では判断しきれない.
その一方で,ブログだったり本を読むことだったり,バイトやインターンが今しかできないことなのか. 本なんかあとでいくらでも読めるじゃないかとも思えるし,バイトやインターンだって,仕事の範囲で いろんな業界と関係していけばいいだけなのかも知れない.そこについては,社会で働いている人から 意見を聞きたい.
ひとまず,前期で退学するのかどうかは前期の間に決めないといけない.授業料がもったいないので 後期はやめた方がいいとも思っているけど,やめると奨学金を返さなきゃいけなくなったりで, 結構大変ではある.ただ,不退転というか,そういう状況に追い込むのもアリかなと思っている.
今回の「大学やめたい熱」は,過去2回とは少し違う.他人に相談したいと思うからだ.過去2回は ともかく自分の中で悩んで,やめるにしてもひっそりとやめようと思っていたし,結局結論も 1人でひっそりと出している..けど,今回はこうやってオープンにして,いろんな人の意見を 聞きたいと思っている点で,本質的に異なると思う.
僕はいろんな意味で稚拙だと思う.賢く生きるなら,黙って論文書いていればいいんだと思う. もし,つっこみたいところがあればコメントでもTwitterでもmixiでも何か言ってもらえると大いに助かります. 僕自身混乱しているので,どうにもこうにも.今は悩んで悩んで悩みぬきたい,そいういう感じです.
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- shosira 08-05-23 (金) 13:08
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今度、ゆっくりお茶でも飲みましょう。 読んでいて、いろいろ話を聞きたくなりました。
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