日本の大学受験なんてものは,単なるゲームです.テレビゲームは苦手な僕ですが,テストというゲームは それなりにやってきたつもりですので,簡単に自分のメソッドを解説します.
まず,テストいうゲーム全体に言えるポイントを説明したあと,勉強の方法について言及し,最後に 僕が大学受験でどのように対処したかを記録していきます.
テストというゲームの特徴
日本人は幼い頃からテストというゲームをやらされます.その割にはこのゲームの特徴が分かっていない 人が多いと思います.なので,持ってる実力を100%出せなくて点が取れず,自分は頭が悪いと 言い張る人が多い気がします.まぁ,テストというゲームの対策を立てられないという意味では確かに 頭が悪いのかも知れませんが,うまい方法をパクればそれで済む話だと僕は思います.
時間制限という特徴
さて,テストの最大の特徴は「時間制限がある」ということです.これはあらゆるテストについて 言えることです.従って,「時間制限」という条件に対する最適化を,なによりも優先して行わなければ なりません.
この時間制限に対する最適化については,東大英語を考えてもらうと分かりやすいです.受けたことのある人は よく分かると思いますが,東大英語は問題数・種類ともにかなりの量がでます.すべてを解くにはタイムコントロールを きちんと行わないと普通はすべてに手をつけることすらできません.では,どのようにすれば良いタイムコントロールが できるのか.それを考えるために必要なことは二つ,「出題形式の把握」と「自分の実力の把握」です.
出題形式とは「制限時間」「出題分野」「問題形式」などのことです.大学受験など,多くのテストは 過去問とそんなに出題形式が変わることはありません.それは,僕の様にテストというゲームをうまく こなそうという人にとって,出題形式の分析は必須条項であることを,出題側も分かっているということの 現れでしょう.つまり,そういう人間を欲しがっているということです.逆に,コロコロ出題形式を変えるような テストの場合には,求めている人間として,そういう不測の事態に対応できる能力のある人を想定しているの でしょう.
その次に自分の実力の把握が重要となります.自分はどういう問題が得意なのか,これを計算するのに 何分かかるのか,ミスをしやすいのはどういう問題なのか.これらは個々人によって様々だと思います. ですから,他人の解き方を猿真似するだけではうまくいくはずがありません.出題形式はみんなに共通のものですが 自分の実力は個人によって異なります.
そして,この2つの条件を組み合わせて,制限時間から逆算した最適な「テストの解き方」を考えます. 一つの問題をうんうん唸って考え続けることは,勉強としては大変よろしい姿勢でしょうが,テストという ゲームにおいては無駄です.それで時間を使いきって1問も解けなければ0点です.博打好きな 人は勝手にそれをやってればいいですが,受験で博打したい人はそんなにいないでしょう. いかにして,「制限時間内で最高得点を取るか」,それだけを考えて作戦を練ります.その時に 先の2つの条件が必要なことが分かると思います.何よりも,手や頭を止める時間をなるべく減らすように 組み立てる必要があります.それは次のポイントと関わってきます.
一発勝負という特徴
テストというゲームの2つ目の特徴は「一発勝負」ということです.全てのテストについて当てはまるわけ ではありません(大学の試験なら追試があったりする)が,多くの試験は一発勝負で結果をださなければ なりません.そのためには,「確率的に高い点が出る方法」をとることが肝要です.
確率的というのは,1回のテストで高得点が出たり低い点が出たりするような解き方ではなく, 同じ様なテストであれば100回受けて100回とも同じ点がでるような解き方をすることが 特に現役合格のカギとなります.そのためには,なるべく解きやすい問題を早く,確実に片づけてしまい, 点数を積み上げている感覚をテスト中に感じられるような解き方が重要です.1点でも2点でもさらいながら 解答用紙に点数を積み上げていくという手法が,テストというゲームで高確率で勝利するための コツです.ちなみに,大学受験で言えばこれがやりやすい科目は「英語」「物理」であり,やりにくい科目が 「数学」「現代文」となります.
確率を考えるときに,考えておかなければならないのは,「人間はミスをする」ということです. どんなに頭のいい人でも,マークミスはします.従って,ミスをする前提で作戦を立てる必要があります. まずは,勉強の段階でなるべくミスをしない手法を身につけていくことが重要です.例えば小文字の「b」は 「6」と見間違えやすいので筆記体にするなど,細かい注意点はいくらでも見つかるはずですし, 筆算などは絶対にミスしないレベルまで鍛錬をすることも重要です.その上で,テスト中は ミスをするという可能性を見越して,終了前に余裕を持った「見直し」を必ず入れる必要があります. 特にマークミスの様な単純なミスの場合,余裕を持ってチェックをしないと気付きません.
以上,2つのポイントがテストというゲーム全般に言える特徴です.日本の教育者はテストを出すのは 大好きなくせに,そのゲームの解き方を教えないので,ちょっと卑怯だと思います.僕は自分ですべて 身に着けましたが,可哀相に全く身につかずに点が取れないと嘆いている僕よりも才能のある人は いくらでもいます.
勉強方法
さて,ここまでは「解き方」を見てきましたが,解くためにはそれに見合った実力が必要となります. そのために「勉強」が必要なのです.残念ながらテストを至上に置くのであれば,勉強はテストの ためにあると言わざるを得ません.ここを履き違えては,一部天才を除けば,凡人には実力以下の 点数しか取れません.従って,以上の様な解き方を踏まえた上で,自分がどのような勉強をすべきかを 考えなければなりません.
そのテストで毎回出ているやさしい分野があるとします.おそらく受験者のほとんどがここは全問正解している だろうというものであれば,確率という観点からみて,自分もそこを解ける必要があります.そうなれば, その分野の勉強を何よりも優先しなければならないはずです.また,自分はどうも単純なミスが多いと なれば,先ほども述べたようにミスをなくす工夫や練習が必要です.それを怠って,点数が伸びないことに 文句を言われても努力不足としか言いようがありません.
実力と点数は確かに正の相関はあるでしょうが,相関係数は1ではありません.1に近づけたければ 努力をしなければなりません.その努力すらも要求しているのがテストというゲームであることを 認めないのであれば,勝手に博打をしていて下さいとしか僕には言えません.ちなみに,実力以上の 点数を確実に出す方法ですが,僕はカンニングとか以外に僕は知りません.それを究めたい人も 勝手にやって下さいとだけ言っておきます.
さて,ここまでは自分の実力に合った点数を出すことが主眼でしたが,では実力を上げるにはどうすれば いいのでしょう.もしも,それほど高得点を必要としないのであれば,思いきって分野を絞って勉強するのが 得策です.しかし,「高得点を高確率で出す」ことが要されるテストにおいてはそうも言ってられません. なぜなら,どのような分野を出されてもある程度は解かなければ,高確率を維持できないからです. 従って,高得点・高確率のためには,そのテストで聞かれる範囲の全てを網羅しなければなりません.
ですが,いずれの場合においても,テストで聞かれる範囲に関するメタ的な分析は必ず必要です. なぜなら,それができない限りどこが解きやすいのかも分からないし,全てを網羅することもできません. 大学受験ならば,教育指導要領で範囲は明確に限られています.従って,教科書の目次などは とても良い分析になるでしょう.その見出しの間の関係がどのようになっているのかが,把握できるまで 勉強できれば,それなりに実力がついたということが言えます.それまでは,ただがむしゃらに 教科書に書いてあることを理解するしかありません.理解していない内容を解くことは無理があります.
ということで,やっと一番下のレイヤーまで降りてきました.各分野での勉強方法については, まずはそこで前提とされていることがちゃんと把握できているか(たとえば二次関数を扱うために文字式の 扱いやグラフなどの知識は必須)をチェックしてそれがダメならそこまで戻っていくしかないでしょう. 基本的に小中高の勉強は順番に積み上げればほぼ漏れなく積み上がるようになっているのですが, どうしても抜けてしまう部分はあるでしょうから,もしも気づいたら早目の補習が必要です. そして,あとは書いてあることの理解,必要事項の暗記,典型的なパターンの把握,問題演習を 積み上げれば,基本的に実力はつくはずです.ある問題に特化した解き方であったり,あまり 使い道のない暗記に時間を費やすくらいなら,まずは教科書に書いてあることを全部理解した方が 最終的には実力が早くつきます.
以上,これを逆にたどると実際の行動になります.まず各分野の実力を地道につけていきながら, 各分野の関連性などを把握していき,制限時間と確率から割り出した最適な方法でテストに 臨むことになります.結局,学校の勉強はこの行動をやっているにすぎないのですが, 順方向である,テストというゲームに対する理解を深める時間がないがために,自分が何を やっているのか分からないまま勉強をするということになってしまうのでしょう.
僕の場合(小学校)
それでは最後に僕が小学校から大学までどのようにしてテストというゲームを攻略してきたかを 記していきましょう.まずはじめに僕の特徴を述べておきます.僕は,「暗記が苦手」「暗算できない」という 二つの弱点を抱えています.従って,僕の勉強法として,単純暗記であったり,高速な計算は期待できない ということです.このことにはすでに小学校低学年の時に気づいていましたから,ずっとこれを 補うようなやり方しかしていません.従って,これらの能力を持っている人にはつまらないやり方に 見えると思います.そういう人は自分でもっとすぐれた方法を作ればいいと思います.
まず小学校ですが,中学年くらいにはすでに上で言ったようなテストというゲームの特徴は限定的では ありますが気づいていたと思います.なので,どんなテストでも見直しの時間を考慮した解き方をしていたと 思います.ただ,小学校におけるテストはそれほど重要でもないですし,全然体系だっていないと 感じたので真面目にやる気はさっぱりありませんでした.特に算数は顕著で,つるかめ算や旅人算といった 特殊算は一つも知りませんし,知る気もありませんでした.そんなことに使う暗記容量は僕にはありません. 漢字と九九や筆算はドリルとかをやらされたおかげである程度できるようになりました.これは当時は 苦痛でしたが,あとから見ると感謝ですね.漢字については,母親が主婦の暇つぶしでやっていた 漢字パズルにハマっていた影響で,それをたまにやったり問題を出されたりすることで無駄な知識が ついたことは僥倖でした.
要約すれば,小学校ではこれから来る勉強に必要となるであろう最低限の訓練ができたことを 除けば,大して役に立つことは学んでいないし,学ぶ気もありませんでした.それはテストという プレッシャーが全くなかったからでしょう.別に,小学校はこんなもんでいいと思っています.
僕の場合(中学校)
続いて中学では,定期テストというものが始り,自分の実力を客観的に測れるようになります. ただ,定期テストの過去問は分かりませんので,普段の授業の内容とその先生で過去に受けた問題から 次のテストの問題を予想するしかありませんでしたから,出題様式の分析力はあまり育ちませんでした. ただ,制限時間内できちんと実力を出す練習を積めたことで,上に書いたような解き方の基礎ができたのだと 思います.
勉強内容については,基本的に授業で言ってることを覚えるだけですし,分からなければ教科書を読めば 書いてありますから,簡単でした.暗記容量の少ない僕でしたが,小学校よりもずっと体系化された 中学の教科書のおかげで体系的に記憶することができたのだと思います.しかしながら,英語に関しては ダメでした.5文型を教えてもらえずにいたため,どうやっても英語が理解できませんでした.従って 英語は全く理解できないまま,無理やり暗記して解くことが多く,苦手でした.さっさと5文型を 教えてくれればもっと理解できたのにと,高校に入ってすぐに思いました.このことは今でも恨んでいますw
さて,中学でのテストの最大のものは高校受験ということになるでしょう.しかし,僕はこれに対しては 上に書いたような分析を全く行いませんでした.過去問を一度も見ることなく,試験に臨みました. その理由は,中学の教科書に書いてあることはほとんど理解してしまったので,何を聞かれてもその 引き出しから出すだけで問題ないと思ったからです.すでに中3の中頃にはそう思っていたので, なんら問題ないだろうと思っていて,実際問題ありませんでした.ただし,英語は除きますがw
僕の場合(高校)
次に高校になりますが,ここで大きくテストというゲームに対する理解が進みました.高校で一番初めの テストで僕は学年で下から5番位の成績でした.それは当たり前で,入学前に配られた宿題を元に やるテストだったのですが,僕はその宿題は配られて3日くらいで,しかも半分くらい答えを写して 終わらせたのでテストの時には何の記憶もありませんでしたから.別に何も驚きもしませんでした.
その後,通常の授業と定期テストが何度か繰り返されるうちに,中学の手法は通用しないことに気づきました. まず,書いてあることが読んだだけでは理解できませんでした.そのため,演習をする必要があることに 気づきました.さらに,全てを覚えようにもうまく整理しないと覚えきれません.そこで自分で教科書の内容を 組み立て直す癖がつきました.さらに,今までそれほど重視していなかった数値計算が,化学で 当然のように行われていて,計算が全くできないことに気づきました.そのため,僕は高1くらいの時に 筆算の練習を独自で行いました.上に書いた「前に戻る」ということをしたわけです.化学をやったことの ある人は分かると思いますが,モルの計算などではものすごい巨大な計算をしないといけません. あれをこなせる体力が無かったので,きちんと筋トレしておきました.
それでも,なかなか正確な理解もできず,そのため効率的な暗記もできなくて,テストの点は あまりよくありませんでした.英語も5文型を知ってキャズムを超えたものの,あまりにも知らない単語ばかりで 暗記力の弱い僕には苦しいものでした.世界史日本史といった暗記科目は,年号を一切覚えないという 手法によってなんとか乗り切っていましたが,全体的な把握はできていませんでした.
それが高3になるときに大きく変わりました.まず,数学の授業進度を考えた時に,来年東大を 受験するならこのスピードでは遅いと思いました.うちの高校は特進コースがあるのですが,彼らは 僕のいた普通科よりも先に進んでいて(具体的には2年のうちに数IIIに入っていて),これはやばいなと 思いました.そこで,自分で数IIIを進めることにしました.このときに使った手法はさっき上げたように 「書いてあることの理解」「必須事項の暗記」「典型パターンの理解」「問題演習」でひたすら進めました. 他の授業での内職や休み時間とかを使って進めたらサクサク進んで,特進コースも追い越して数IIIをさっさと 終えることができました.なぜ急いだかというと,夏に過去問を解くために必要だと考えたからです. 東大数学では数IIIの微分積分は必ず出ます.これを夏にガッツリやるためには早く基礎は終えてしまって おかないといけないと思ったのでスタートダッシュを切ったのですが,成功しました.
また,英語もこれでは厳しいと考えました.何よりも単語力が必要最低限に足りていないと考えたので 単語帳の使用を始めたのが高2の多分1月くらいです.恥ずかしながらそれまで単語帳を真面目に覚えたことは ありませんでした.暗記は嫌いだからなるべくやりたくないのですが,どう考えても原理的に単語を知らずに 英語をやるのは無理だという結論に至ったので,諦めてやることにしました.ひたすらに単語帳の単語を 覚えまくったら,いつのまにかセンター英語は楽勝になっていました.同時に,リスニングも絶対にやらないと いけないと思ったのでNHKのラジオを高2の3月くらいから聴きはじめました.まぁ単純に聴いていただけですが, それでも耳を慣らす意味では重要でした.
それもこれも,高2の終わりの時期に東大の問題を実際に見てみたことから始まります.実際に来年相手にする 問題を目にして,問題の難しさの把握,それに今の実力のどこがどれくらい足りないのかの把握が できたことは重要でした.たとえば,物理の力学の問題はこの時点でそれなりに解けたので,「あぁこんなもんか」と 思いましたが,英語や数学はひどいものでした.また,センターもやりましたが,こちらはどう考えても 制限時間がかなり厳しいものだということを体感したので,制限時間に対する最適化が重要だと気付きました.
なので,高3以降,僕のテストというゲームに対する上に書いた様な姿勢が定まったのだと思います. あとは,上に書いたことをやっただけです.敵を知り,己を知り,実力を上げる.ただそれだけですが, この順番は重要でした.以下,各科目ごとに記していきましょう.
数学
夏までに数IIIを終わらせたことで,夏に微積に対する理解を深めることができたことは大きなアドバンテージでした. 狙い通りでうれしかったです.東大数学は微積が確実に出るので重要なポイントになります.個人的には 関数や方程式など泥臭い解き方のできる分野が得意で,整数や確率などひらめきが必要な分野は苦手でした. こればっかりはどう実力つけてもそういう傾向なのでどうにもなりませんでした.従って,最後は「問題次第」でした. 得意な分野の問題が出ればいい点になるし,苦手が多ければ低くなるなと確信していましたし,逆に言えば 出題に応じた点数は確実に取れる自信はありました.
センターについては特段の勉強はしていません.数学の全範囲の基礎を理解さえしていれば,あとは直前に センター型の問題を解きまくれば勝手に点数は取れるようになります.それでもセンター数学は一番時間が 厳しいので簡単ではありません.事実,事前にやった問題でも特に数IIBはあまり点がよくありませんでした. 本番で今までで一番いい点が取れたのですが,それは最後の悪あがきで勘で埋めたところが当たったりしたので ラッキーでした.これもマーク試験という特徴を最大限に活かした結果とも言えます.
使用した参考書はひたすら「黄チャート」と「4STEP」です.数Iから数Cまですべて同じです.チャートで 勉強して4STEPで問題演習というのを繰り返して基礎を作りました.特に数IIIの独学はこれがききました. そのあと,問題が足りなかったので数IIICだけ「青チャート」をやり,最後にどうしても複合問題が欲しかったので 「新数学演習」をやりましたが,東京出版の解説は僕にはなじまず,あまり身には着きませんでしたw
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英語
東大英語はとても広範囲の内容です.長文要約,段落欠如,英作文,リスニング,文法,長文読解とまんべんなく 出されます.また,リスニングによって途中30分くらいを強制的に使われるのでもっともタイムコントロールに 気を使わなければなりません.たとえば,長文を読んでる途中でリスニングに入ってしまったら,それまでに 読んだ部分はほぼ無駄になってしまいます.そのため,解く順番が重要です.これは個人の得意不得意に よりますが,僕は長文を読むのはそれなりに得意だったので,リスニングの前後に二つの長文を分けました. まず,長文要約を行い,続いて苦手な文法を軽くやってみつつ,リスニングの問題に目を通し,もし 読み切れそうなら長文読解を一度読んでおくということにリスニング前を使いました.リスニングが終わったら, 長文読解をやり,英作文を考え,残った時間で段落欠如を半分サイコロで終わらせつつ,見直しを行うという形に, 何度かやっているうちに落ち着きました.
その基礎として,先ほども書いたように,単語力がすべてでした.単語力が増えることと正比例して 点数は上がっていきました.使った単語帳は「速読英単語(必修編)」で,ともかくこれを何十回も 回して覚えました.基本的に登下校の時間や休み時間を使っていて,10ページ進んで5ページ戻るといった感じで 進めました.最後には手垢で単語帳が黒くなっていました.ちなみに長文の部分は一度読みましたが, あとは全然使ってません.ひたすら単語の部分だけを見て,覚えられてなかったら横に正の字でチェックを入れて いきました.また,夏以降は「速読英単語(上級編)」にも手を出しましたが,こちらは半分くらいしか覚えられませんでした. 熟語は苦手なのであまりやりませんでしたが,「大学入試英語頻出問題総演習」を何回か回して簡単なものは覚えました. また,文法は一冊の文法書に全てが詰まっているということで3年間「Dual Scope総合英語」を文法書として使いました. 分からないことがあればこれを参考にする感じで,基本事項はほぼ暗記です.
また,高1か高2の頃に英語の本を全訳するということを何度かやりました.短めの物語でしたが, 1冊まるまる全部日本語にしました.当然知らない単語や文法だらけなので,辞書と文法書とにらめっこしながら でしたが,この経験のおかげで,英語のリズムというものが分かったと思います.
センターについては,速単必修編が覚えられれば満点近くを狙えます.数学同様,直前に形式にさえ慣れて しまえば簡単でした.数学よりは時間が厳しくないのでやりやすいと思います.
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物理
物理は学校の先生の解き方をほぼ真似した唯一の科目です.とても目的指向で教えてくれて,テストという ゲームには最適な解き方でした.なので,ほぼ僕が考える必要はなくて,言われることを理解して, 問題演習をするだけで簡単に伸びていきました.問題集としては「重要問題集」1冊で基礎は十分でした.
ただ,夏までに電磁気に入ることができなかったので,夏の過去問対策ではその分野に手を出せませんでした. 東大物理は力学と電磁気が必ずでるのでこれはまずいと思ったので,秋以降で授業が終わり次第,問題演習を 重ねました.その後,発展編として「難問題の系統とその解き方」をじっくりやりました.この本の問題は 難しかったので,1問1問にじっくり時間をかけてやってました.一晩使って寝る時も考えて,朝になって解答に 書いてあることが理解できたりとか,そんな感じでした.
物理はとても暗記項目が少なく,また計算力も要求されないので僕にはもってこいの科目でした.東大の 問題でも出題分野によっては満点も夢ではないなと思ってました.それくらい得意でした.センターは 全ての科目を通じて一番簡単だと思いますので,割愛.満点は簡単に取れます.
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化学
高1から授業はありましたが,難しくて全然できませんでした.先ほども書いたようにその半分くらいは 計算力不足にあったので,ともかく筆算を速く正確にできるように練習を積みました.これによって 計算に対する不安は払拭できたので,化学の理解に傾けられるようになりました.東大化学は モル関係,気体関係,無機or有機という出題で,無機・有機は完全に暗記科目なので,実力を つけるべきはモルの扱いということになります.実際,モルが分かってからは,苦しかったですが 理解できないことはなかったと思います.それでも,化学の問題はやはり難しかったです. センターでも確実に満点ということはできませんでした.
使った問題集は物理同様「重要問題集」で,これ1冊でもかなりの力がつきました.この後 何か問題集をやった気がしますが,忘れました.東進のやつだったと思います.
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古典
東大には理系も国語があります.古典はきちんとやれば点が取れる分野だと思います. ともかく授業を聴くことと,文法を覚えることで古文も漢文も対応できました.特に漢文は 少ない構文を覚えるだけで,かなりやりやすくなります.古文はある程度単語も覚えないと いけないですが,基本的にはみんながひっかかりやすい単語を覚えることだけやれば それなりには点がとれました.センターでも特にやることは変わりませんでした.
日本史
僕はセンターの地歴で日本史を選択しました.これは単純に個人の趣味です.本当は 世界史をやりたかったのですが,僕の高校では理系は世界史の授業を取れなかったので 仕方なく日本史にしました.これはともかく覚えるだけですが,僕には数字の暗記ができないという 欠陥があります.従って年号は一つも覚えませんでした.中学校レベルの年号も怪しいくらいです. 代わりに,関係性や順序をよく覚えるようにしました.そうしたところ,別に年号を覚える必要は ないという確信が持てました.年号が誤っている様な選択肢を選ぶところでも,丁寧に 消去法を使えば決定することができます.もちろんその分暗記の量は増えますが,実は より記憶が安定するので,暗記が苦手な人は年号無しでどうやって覚えるかを考えると よいと思います.参考書としては,ともかく山川の教科書を読み込めばOKだと思います.
現代文
最後に現代文ですが,僕はこれは全く対応を行っていません.センスで解きました. 以上です.これ以外何も言うことはありません.従って,僕に現代文の点を上げる方法を聞いても 分かりませんので,悪しからず.
とは言え,小説文と論説文では圧倒的に後者の方が得意というか,前者を問題で出すなよと 思ってました.なので,小説文には全く点数を期待していませんでした.だって,勉強のしようがないんだもん.
僕の場合(大学以降)
大学以降は基本的に高3の時に身につけた手法を適応するだけで大丈夫でした.大学の授業は 所詮高校の延長でしかありませんでした.大学院試験も同じですし,情報処理技術者も同じでした. まぁ,本当は高校の延長でないような授業とか,そういう学びの姿勢をすべきだったんですが,それに 気づいたのはつい最近なのでどうしようもありません.少なくとも,大学を卒業するだけなら,そんな姿勢は 必要なくて,単にテストというゲームをこなせて,卒論をこなせるコミュニケーション能力があれば 大丈夫です.日本の大学はそんなもんです.もちろん,高みを目指せば違いますが,単に就職のために 大学に来る人にとってはこんな程度で十分ということです.
まとめ
以上,長くなりましたが,テストというゲームをどうやって攻略するかについて20年くらいやってきたので まとめを書いておきました.最初にも書きましたが,テストはゲームです.テレビゲームをやりこめる人で あれば,いくらでも攻略法を見いだせると思います.攻略法は各人によってことなります,自分の やり方を見つけて下さい.
受験参考書はリンクを付けましたが,一応新課程版にしておきました.僕は旧課程で受けた人間ですし, もう受験から6年位たとうとしているので参考程度にしておいて下さい.
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