サンフランシスコ生活終わりました

1 年ちょっとサンフランシスコで生活してましたが、日本に帰任ということで 12 月末に日本に帰ります。SF でお世話になった方々ありがとうございました。今後も仲良くしてください。日本の方々、アメリカかぶれですがまたよろしくおねがいします。

英語について

英語が流暢になった、とはとても言えないですが、少なくとも行く前に持った「覚悟」に加えて「度胸」がつきました。文法めちゃくちゃだろうと発音がひどかろうと単語が聞き取れなかろうと語彙がなかろうと、伝えたい・聞きたいという思いを形にするだけの度胸は多少ついたと思います。そうしないと生活できないから。

仕事でもいわゆる日本とのブリッジみたいな仕事ではなく、こちらの会社の普通の 1 メンバーとして周りにも仕事相手にも全然日本人がいない環境で仕事ができたので、英語がわからないとか言ってられない感じでした。なんとかサバイブできてよかったです。だいぶ迷惑はかけましたが。。。

日本に帰ったら全然英語を使う機会がなくなるので、英語でテクノロジーを語れる人・コミュニティを渇望してます。もしご存知の方がいたら紹介してください。

As a Software Engineer

Chrome のアドレスバーは今までの履歴から URL を suggest してくれますが、こっちに来る前はメール読み書きばかりだったので「g」は Gmail でした。それがこっちに来て GitHub になりました。これは偶然ではなくて、自分の中で Software Engineer になろうという覚悟ができたからです。

働き始めてから 4 年弱、全然まともにコード書かずに過ごしてきましたが、このままじゃ全然選択肢が広がらないと気づきました。マネジメントや調整能力を伸ばしていくことも考えましたがそれはどうしても性分に合わないので、専門職としてスキルをつけるという覚悟ができました。サンフランシスコで仲良くしていたエンジニアの人たちはみんな知識が広範囲でかつ手を動かしていて、自分は話についていくだけで精一杯なのがとても悔しかったのも、この覚悟を後押ししてます。

覚悟はできたので、perl のスクリプトしかほぼ書いたことなくて git もさっぱりの状態からでしたが、まずは git と ruby を使い始めて、徐々に python, node, go と広げていけました。ruby についてはいつしか perl より自由に書けるようになっていました。また Coursera というオンラインで大学の講義が受けられるサイトを利用して、Java と Scala(Akka)も勉強しました。Stanford の iOS の講義を iTunes U で聴いて iOS の開発も始めました。

未だ経験値は全然積めてないですが、いつチャンスが来てもいいようにプロとして準備をしていきたいと思います。

サンフランシスコ生活

子供が産まれたのが一番大きいイベントでしたが、それも含めて今まで生きてきた中で最も刺激的で充実した 1 年間でした。来る前に思っていた通り、異文化は伝聞より体験するに限ります。築浅なのにいきなりトイレ詰まったり、来て早々の家具配達が余裕で時間内に来なかったり、超楽しみにしていた Super Bowl の直前にテレビが故障したり、と個別の例を挙げればキリがないですが、こういうの他人の体験談聞いても全然おもしろくなくて、実体験するに限ります。

僕個人的には東京の”空気”よりサンフランシスコの”空気”の方がかなり好きでした。アレルギー性鼻炎なので文字通りの意味での空気はもちろんなんですが、雨が全く降らない天気や、扉を開けてあげる習慣、子供に異常に寛容なところとか、新サービスがいち早く始まるとか、住んでて心地よかったです。

あと何よりアメフトがやばい。NFL が Monday Night に Thursday Night、土曜は一日中 Collage で日曜は一日中 NFL。スタジアム観戦も何度かできて、今年が最後の Candlestick Park にも行けて本当に良かったです(新スタジアムに行けないのが残念ですが)。普通に生活してる中でアメフトが自然に生中継で見られることがこんなに幸せなことだとは思いませんでした。日本に帰るにあたって最も残念に感じるのがアメフトを見るハードルがめちゃくちゃ高いというところです。

おわりに

また渋谷で働いてますので、お近くの方はぜひお食事しましょう。1 年間行けなかった分日本のイベントに顔出して行こうと思いますので声かけて下さいませ。