- 2008-02-29 (金) 1:07
- 書籍

今回はAmazonではなく店頭で買ったので発売日にげと。というわけで、早速読んでみた。
さっと読んでの感想としては、「人間のランク分けが激しいなぁ」ということ。 特に「AランクはAランクを求め、BランクはCランクを求める」ってやつ。
梅田先生の定理は、圧倒的なAAAランクにはとても心地よいものだが、 多くのそうでない人にはとてもきついものになっている。だからと言って、 そういう人が努力したところで、Aランクになれるかどうか怪しい。 たとえジョブズやGoogleの2人だって最初は「何者でもなかった」としても、 彼らはその「素質」は持っていたわけであって、うまいことそれを発現できた。
結局、梅田定理はそういう「隠れAランク」の人には特効薬だと思うけど、 世の中の多くは、梅田定理的な分け方ではBランクやCランクの人なんだと思う。 シリコンバレーは上を伸ばす文化で、AランクをAAAランクに伸ばすことで 「より良い世界」になると思っているらしい。最近の僕はこういう論にどうも懐疑的だ。
いつの時代も「上」が切り開いてきたのは事実だろう。それは立場的に上ということでは なく、能力的に「上」な人たち。でも、そうやってきたからこそ、ランク分け しちゃうような人間社会になったのではないか。もちろん、僕が「変えられない」思想に 陥っているのかもしれないけど、そう簡単に人間変われない。とすれば長い期間かけて しっかりと「下」を底上げする必要があると思う。
だから、B,Cランクの人「が」何をしたらいいのか、B,Cランクの人「を」どのように すればよいのか、そこの議論をして欲しいなと個人的には思った。 自分がAランクじゃないと分かった時の悲しみを増幅する本になってる気がしなくもない。
それとも、やっぱり世界は弱肉強食ってことなのか。人間も動物の業を逃れられない ということなのか。AランクにはAランクの世界があるし、Bランクにはそれなりの 世界があるということであったら、僕は社会に絶望する。
何かネガティブ書評になってしまった。1時間くらいでさっと読んで思ったことなので、 また暇が出来たら読み直してみるかも知れないので、そしたら変わるかもしれない。 今、自分の中で価値基準とかが揺らぎ続けているので、明日は違うことを思っているかも しれない。とりあえず眠くて頭働かないのでこんな感じで。
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