構造主義科学論・構造構成主義を勉強しようと思うがあまりにも基礎が無くて怖いorz
最近この本を読んでいる。
この本は、構造主義科学論を提唱した池田清彦先生と、それを継承して 構造構成主義を提唱した西條剛央先生の対談本。なので、それぞれの 理論についてはほとんど詳しく書いていなくて、その成り立ちとか、 まつわる話とかをしゃべっているだけの本。
なんだけどさ、ひしひしとその「魅力」が伝わってくる。恐ろしいくらいに、 二人の会話の中に「引っかかり」があるんだよね。ホント、びっくりするくらい。
いや、引っかかりがあると思ったから西條先生の本に手を出そうと決めたのです。 Amazon で眺めてとりあえず一番安かったのでこれにしたんですが、とっかかりと してはどうやら最適だったようです。もうすぐ読み終わりますが、さっき Amazon で一気に「構造主義科学論の冒険」「構造構成主義とは何か」「分類という思想」の 3 冊を注文。これから本体に挑もうと思います。
しかし、人文系でもなければ、理工系でもないダメ人間ではチャレンジできるのかが 問題だ。お二方が非常に平易な言葉で語っている対談本でならある程度理解できる ものもあるけれども、理論書につっこんだら死ぬだろうなぁ。と思ったので とりあえず「構造主義科学論の冒険」でまずはやってみようと思う次第。 「構造構成主義とは何か」を理解できるようになるのはいつになることやら。
嘘を言ってるかも知れないけど、それを承知で一応書いておくと、 とりあえず対談本を読んだところでのこの理論の中心は「言語」にあるようだ。 確かに、僕の思っていた違和感も、お二人がおっしゃる様に言語の恣意性とかから きちんと考えていくと謎が解けたりする。シニフィエ(同一性)とシニフィアン(表記)とか 細かいことは知らないけど、なんとなく分かる。学者って言葉を使っているのに その辺の感覚がいい加減な気はしてた。そして自分で自分を縛ってる。ちゃんと その意味考えたらどうですか、みたいな哲学的問いかけからスタートして 理論としてきちんと構築しているのが、構造主義科学論や構造構成主義の様だ、多分^^ 今の理解はこんなところ。ほとんど無いに等しいw
読む前から期待が高い訳だが、あまりバイアスかけずに読まないといかん。 読みながら理解しながら、同時に納得できるかどうか吟味していかないと。 ただ、西條さんのブログでの文章を読んだりする限り、間違いはなさそうだ。 少なくともシンパシーは感じる。付箋とか書き込みとかしながら読む初めての本になりそうだ。 楽しみだ。
しかし、出費は痛いなぁ>< 「構造主義科学論の冒険」とか新品は無くて定価より高いのしかなかった orz