遠い遠い社会人としての第二歩

1 ヶ月も更新がストップしてしまった。本当に申し訳ないです。それくらいに社会人 最初の 1 ヶ月は怒濤のようでした。研修でこんなになってて、実際働き始めたら どんだけ忙しくなるんだろうと、今から恐々としているとともにワクワクしています。

システム配属になりました

とりあえず配属はシステム配属ということになりましたので、5 月も研修となります。 うち会社の特徴ですが、この研修などを通じて、全くのプログラミング初心者さえも 一線のシステム屋さんとして急速に成長していきます。一応経験のある僕としては、 今はアドバンテージがあるかも知れませんが、僕程度の経験なんてすぐに追い抜かれるので 必死で勉強していかないといけないと思います。

本年度の目標

いろんなところでコミットしていこうと思いますが、私 riywo の本年度の目標は

会社の看板を背負って、対外的に講演できるエンジニアになる

ということです。社内的にも社外的にも認めてもらわねばならず、非常に 難しい目標だと思っていますが、だからこそ死ぬ気で頑張りたいと思います。 一応の目標は来年のデブサミですが、まぁその辺はなんでも良いので、 ともかく知識と技術を蓄えまくって、アウトプットを出していきたいと思います。

1 ヶ月の社会人生活で気付いたこと

さて、研修とはいえ社会人を 1 ヶ月経験して思ったことをつらつらと書いていきます。 必ずしも僕が自分で気付いたことだけでなく、先輩などに言われたことも混ぜています。 こういうことができる対象に当たる人1が本当にたくさんいるという、今までに ない環境におかれて、非常に焦っているとともに、楽しんでいます。

そういえば、MOLESKINE の手帳が 1 ヶ月で埋まった。1/4 くらい既に使っていたとはいえ、 メモすることが多すぎた。とりあえず既に 2 冊目が稼働中。下手をすると毎月 1 冊 買うことになるのかも知れない w

自分は何にもできない

会社に入ると改めて現実をつきつけられます。学生なんて、金を払っている分 好き勝手やれます。「自分はできる人間だから他人の力なんて必要ない」と 思い込むのも自由です。実際、僕はそう思い込んで 0 歳から 22 歳まで過ごして来た わけで、ふと気がついた時には、周囲には自分よりできる人間が山の様にいる 状況になっていました。

社長、役員は当然ですが、現場の先輩や契約社員・アルバイトの方々、 そして同期のみんな。どこを見渡しても自分よりできる人間ばかりです。 一体、いままで自分は何をやっていたんだ。スラムダンクの三井じゃないが、 「なんて無駄な時間を過ごしたんだ」といまさら気付かされています。

とにかく動け

だからこそ、もう失敗したくない。前にも書いた様に、僕は今までの人生は 選択ミスとタイミングのミスを犯し続けてきた。その結果が先日の大学院退学だ。

今回、DeNA という会社を、このタイミングで選ぶことができたというのは 初めての「正しい選択」だった。それが間違いなかったと確信した 4 月だったし、 「正しい選択」に「する」ためにこれからの社会人生活が存在する。

もう 1 秒たりとも無駄にしたくない。というか、その 1 秒に対して既に給料が 発生しているという事実を考えれば、当たり前だが無駄にできるはずがない。 うちの会社は成果報酬だ。時給でもなければ年功序列でもない。結果を 出して初めて存在の意味がある。そうでなければただのコストだ。

だが、先ほども書いた様に、今の僕は「何も」できない。まさにただの コストだ。こんなブログを書いてるくらいだからむしろリスクだ。

そういう人間が 1 秒でも早く結果を出すために大事なことは何だろうか。 一つ教わったのは「とにかく動く」ということ。

新人は何も分かりません。分からないから考えます。悩みます。やってみようかな、 でも間違ってるかもしれない、と逡巡します。そうして考え抜いて「これなら」と いう方法を初めてやってみます。

全てが無駄。考え悩んで逡巡してる時間は圧倒的に無駄。あげく、自分の世界だけで 考えたベストの方法しかできない。新人程度が見ている世界なんて、社長からすれば ゴミ溜めの小さい小さい隅っこを見ている程度に過ぎない。そんな狭い世界で 物事考えてもらっても、はっきり言って邪魔。視野が狭い。目線が低い。

結果も経験も無い人間が、結果を出すには、ともかく動いてみるしかない。 動くとは、迷う前にやってみるということでもあるし、分からないならすぐ 聞くということでもある。僕が 1 時間悩む内容は、先輩に聞けば 5 秒で解決するかも しれない。

先日、僕は「人に聞くことができない人間」 だと書いた。だから苦しんでいる。どうしたって人に聞くのが苦手な人種は存在する。 だとすれば、結局人に聞けない人間は社会では役に立たないクズなのだろうか。

  • クズを認めるか
  • 人に聞かなくても結果を出す方法を見つけるか
  • 諦めて人に聞くか

今まで(特に 22 歳まで)の僕であれば、確実に 2 つ目の選択肢を選んでいたと思う。 でも、僕は変わった。変わろうとしている。確かに未だに人に聞くのは苦痛だ。 何がそうさせるのか分からないが、ともかく辛い。でも、さっきも書いた様に、 もう人生の「1 分 1 秒」も無駄にしたくない。無駄をなくすためには、人に聞くことが 重要だ。

4 月の OJT では今までの自分よりも人に聞くことができた。個人的によくできたと 思ったのは、プリンタの使い方を悩む前に人に聞けたことだ。研究室でも バイト先でもプリンタの使い方をすぐに人に聞くことができなかった。 だから、初めの 1 枚プリントするのにすごい時間がかかったし、何かトラブった時も すごい困った。だが、今回は聞けた。やっぱり給料の力はすごいと思った。

今の僕にはせいぜいこの程度だ。だが、これからもっと努力をする。何度も書くが もう、1 秒も無駄にしたくない。聞こうかどうしようか迷うくらいならまず聞く。 ただし、「自分の考え」を持って聞くこと。まだこの域には至れていない。 「分からないこと」を聞くことはできても「分からないがこうしようと思う」と 質問に行くのでは、雲泥の差がある。そこに使う程度の頭は持っていると信じているから ここが頭を使うところなんだろう。

そうやって聞けば「そんなやり方ありえない」と言われるだろう。僕が一番苦手な 言葉だ。でも、それは「事実」なのだ。僕は「何も」できないという事実。 いい加減それを受け入れるべきだ。無駄なプライドは要らない。僕は 22 歳から 人生を再スタートしてるので、まだ 2 歳を過ぎたところだ。幼稚園にも入れていない。 プライドとか意味不明だ。

ネットワークが大事

聞く人というのが少なすぎるのが問題なのかも知れない。聞ける人が決まると 僕はその人にしか聞かなくなる。まわりには色んな人がいるのに、1 人にばかり 聞くことになるから、その人の迷惑だと思ってしまって、余計に聞けなくなる。

だから、「ネットワーク」が大事だと言われた。今のこの時期にやるべきことは 人のネットワークを広げること。当然、社内社外問わず、部署も問わず、ともかく いろんな人と繋がっていきたい。

当然、非コミュ代表の僕としては、いきなり知らない人だらけの中でネットワークを 作ることなんかできるはずもない。だから、「ハブ」を利用していかなければならない。 ハブとは、ネットワークの広い人のことで、そういう人を通じて色んな人と 知り合って行けば良いと思う。全ての人間と素で自分が接触する必要はなくて、 ハブとなる人を通じて接すればいいらしい。

これも先ほどと同じで、ともかくたくさん増やして「量」を「質」に転化させるべきだ。 いきなり最初からスゴい人と付き合おうとしたところで、失敗するに決まっている。 こう言うとあれだけど、最初は誰だっていい。ともかくたくさん接することで、 次はどうすればいいかが少しずつ分かってくる。OJT で電話営業の仕事をして、痛感した。 数をこなせば見えてくるものがある。

というわけで、自分から頑張って(← これは文字通りの意味)ネットワークを 広げないといけない。2 歳児の自分には非常に厳しいかもしれないが、これも 結果に繋がることを考えれば、やるしかない。

もちろん、ありがたいことに誘って頂けるのであれば喜んで飛んでいくことだけは 記しておきます。ただ今まではこればっかり待っていて、結局ほぼゼロだったのも 事実。期待してもしょうがないので、自分で結果を出さないといけない。

というわけで、やること大杉

僕は今までろくな仕事もしたことなくて柔道しかしてこなかった人間です。 だから「仕事」が何なのかすらよく知りません。まわりの人達はその意味で 本当に優秀です。だから、僕はそれにキャッチアップするためにやることが 山の様にあります。上に書いたことはその一端に過ぎません。

僕は 5 年程度で一旦退職してアメリカ留学をするつもりでいます。その時には 「辞めないでくれ」と引き止められる存在になっていなければ、この会社に 来た意味がない。1

5 年= 1825 日= 43,800 時間= 2,628,000 分= 157,680,000 秒、たったの 1 億 5 千万秒しか 残されていない。もう無駄はできない。

ただ、いろいろゴタゴタして集中できていないのも事実。本当にこれはなんとかしたい。 最後の力を振り絞って処理をしてしまい、仕事に集中でき留学の準備ができる環境を いち早く整えたい。

支離滅裂ですが、今日はこの辺で。

  • 高見知英 09-05-04 (月) 23:52

    Twitter から来ました。高見知英です。まずはこの一ヶ月いろいろとおつかれさまでした。

    やはりいろいろな面で変化があったものと思います。これからしばらく大変な日々が続くとは思いますが、無理をせず、頑張ってください。タイムラインから見守っています。

    ではまた次の機会に。

Footnotes

  1. 本当に偉そうでむかつく人間ですね