新人は「サーバ/インフラエンジニア養成読本」読むべきで、僕はツールを開発すべき
ふと本屋に寄ったら、SoftwareDesign の特別版で題名の本が出ていましたので、ホイホイと買ってしまいました。内容としては、最近の SD 誌であったインフラ系の特集を抜き出してまとめたものなので、多少古い内容もあるかとは思いますが、雑誌のバックナンバーを買い揃えるのって結構面倒なので、こうしてまとめた形にしてくれると入手しやすくなっていいですね!
入門 サーバ/インフラエンジニア養成!基礎講座
効率化(効率的サーバ/ネットワーク管理「実践」入門)
- 達人管理者になるための ssh 活用術
- Kickstart で実践!システム管理「完全自動化」大作戦
開発力 サーバエンジニアのための「開発力」養成講座
クラウド活用 サーバ/インフラエンジニアのためのクラウド入門
セキュリティ これだけは知っておきたいセキュリティの常識
ドキュメント作成 現場で役立つ運用管理マニュアルの作り方
内容的には、まさに 2 年前の自分に読ませてあげたいような内容がたっぷりな感じです(椅子を並べて寝る技術とか実地で身につけましたよ!)。どれも、非常に初歩的な内容から書いてあるので、知ったかでやっちゃってる人とかは今のうちにこっそり熟読しておいて脱初心者しておくと、後輩になめられなくて済むと思います。
ただ本書は、運用管理まわりについてはほぼカバーできてますが、性能管理の部分は触れられていません。性能管理の方が割と会社の業績に直結する話題だと思うんですが、これについて網羅的に書かれたいい本というのは僕はまだ知りませんねぇ。何かいい本無いですかねぇ。なければ書きたいですねぇ。
開発力欲しい
それはさておき、個人的にズキュンときたのか「サーバエンジニアのための開発力」という話。Influcky というのを名前だけ作って初めてみたものの、時間はとれず方針も定まらずという感じだったのですが、まさにここにかいてあるようなことをやってみたいんですよね。
たまたまふらふらとさまよっていたら、@kazuho 先生のこんな記事を見つけました。(1 年以上前のやつなので読んでなくてすいません。。。)
自分は、監視とは継続的なテストである、という観点から、キューの処理遅延等の監視を、アプリケーションのテストスートの一部として書いています。
Kazuho@Cybozu Labs: 監視とは継続的なテストである、という話 (もしくは cronlog とテストスクリプトを組み合わせた監視手法について)
あぁあぁぁあああぁぁあぁ、そうそう、そういうことなんですよね。さらに kazuho 先生はこんなツールも作ってました。
なるほど。。。至ってシンプルですね。
最近の僕の興味は「サーバの設定項目も継続的なテストである」と言えるんじゃないかなーという話。サーバをたくさん相手にしてると、なんでかわからないけど必要な設定が漏れちゃったりするわけですが、そういうのに気づける仕組みを簡単に作りたい。まるでアプリケーションにおけるテストの様に、あるサーバに対してテストを叩くと設定が漏れていないか確認できるような。
そして、さらにあるテストがコケた時には適切な設定やインストールを行う様な仕組みにしておけば、それってそのままサーバの初期設定スクリプトとしても使えるなーと思うわけです。もちろん、サーバ毎に変えなきゃいけないものとか、入れたいものとかが変わるわけで、その辺を管理する仕組みも含めた上で、ひとつのディレクトリにまとめたい。
kaztools だったり、Assurer だったりと先達のツールを大いに参考にしつつ、いい加減おれも書きたいわーと思ったので、ついに思い立って「プログラミング Perl 第 3 版」を Amazon で注文しちゃいました。なんか方向性間違ってる気もするけど。。。
おわり
というわけで、新人インフラエンジニアはぜひとも冒頭の本を読んで仕事に励んで欲しい次第で、僕はいい加減コード書けよと自分を叱咤したい感じでありました。
ちなみに SD 誌の特別版はもう 1 冊「Linux エンジニア養成読本」というのも出ていて、こっちも良さそうな感じなのであとで買っておこうと思います。
ディストリビューション(ディストリビューションの系譜と今を理解する)
カーネル(カーネルのしくみを理解する)
- 起動のしくみと今どきな機能―高速起動/マルチブート
- 最新ファイルシステムのしくみ
Linux 使いへの道(UNIX コマンド実践基礎知識)
- シェルスクリプト実践基礎知識
- パイプラインを使いこなそう
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ぬ 11-05-27 (金) 9:40
サーバー監視は Nagios がいいですよ。