コミュニティがあって僕は生きられた
コミュニティについて、ふと振り返ってみた。
オフ会というもの
コミュニティとはちょっと違うけど、多分オフ会的なのにちゃんと参加できたのは本屋オフが初めてだと思う。インターネットでしか見たことない人と会うことはすごい不安だったけど、とてもいい人ばかりだったし尊敬できる人ばかりで、おかげで 12000 円も散財した。。。
これがあったおかげで、オフ会というかインターネットでしか知らない人と会うことに抵抗なくなったし、むしろ積極的に会ってみた方がネットだけじゃできない話もできてものすごく有益だということを認識したんだと思う。
Tsukuba.R との出会い
僕が最初に出会ったコミュニティは Tsukuba.R。彼らとの出会いは、僕の人生にはかなり衝撃的だった。大学も専門も全然違う人達が、R という 1 つのトピックで集まっている。しかも、懇親会もとても楽しかった。僕はクソ学生だったので通常は他の学生としゃべるということすらできない人だったけど、彼らとはネットで少ししゃべっていたこともあって心から楽しんでお話することができた。それ以降も何度か彼らとお会いしてるけど、その度に刺激を受けてる。
デブサミという場
その次はデブサミ。コミュニティとはちょっと違うけど、この会議は色んなコミュニティの人が来ていて、特にコミュニティによる LT 大会が毎回楽しみ。世の中こんなに楽しくしてる人達がいるのか!とコミュニティに対する思いが強まった。すごい有名人もたくさんいらっしゃって、こんな人達の話が無料で聞けていいの?って毎年思ってる。
- Developers Summit2009 第 1 日目行ってきました – As a Futurist…
- Developers Summit2009 第 2 日目行ってきました – As a Futurist…
- Developers Summit 2011 に参加してきた – As a Futurist…
YAPC::Asia の衝撃
その後しばらく仕事忙しくて外に出られなかったので、すごい精神的に不安定だった。そんな時にやっと参加できたのが YAPC::Asia2010。Perl のコミュニティの楽しさ、レベルの高さを味わって、僕もこの一員になりたいと強く思った。その後、運良く会社の Perl コミュニティの方々と仲良くなれたこともあって、今でも親しくして頂けてとっても感謝。YAPC::Asia2011 では Perl 関係ないのに発表させてもらったり、日々 Twitter などでも楽しい日々を送らせてもらっているので、何とか僕も還元したいと思っている毎日。
qpstudy の大人達
あと qpstudy も自分の中では大きい。中々同じ話題で笑い合える人が周りにいない中で、インフラとかサーバとかの話をできる”いい大人”がたくさんいて、まさにコミュニティって感じでホント楽しい。qp で一番衝撃的だったのが毎回の勉強会ではスタッフの方が何名もいて、毎回の企画からスムーズな運営までしてくださっているということ。こういうことまで考えてやってるのかと感銘をうけた。なんどか LT もさせてもらっていますが、qp での LT は力抜いてやれて楽しい。
コミュニティって何?
いくつかのコミュニティに参加させてもらって(いると自分では勝手に思ってる)、そこで知り合った人とまた別の機会で出会ったり、飲んだりして、またそこで知り合いが増えて、おうちに帰ってからは Twitter でコミュニケーション取って。。。僕はこんなに人としゃべれる人間じゃなかった。
僕はコミュ障なんで、なんにも知らないし関心事項も違う人と突然コミュニケーション取るとかできないんだけど、コミュニティって何かしらのトピックに従って人が集まっているから、話しやすい。学校のクラスとかが一番の典型なんだけど、全然趣味も合わない人達と特に同じ目的があるわけでもないのにただ一緒の場所にいるから仲良くするってことがコミュ障にはどうにもできない。だから、僕はコミュニティが無かったらいつまでも人と話したりできなかったと思う。
コミュニティをとっかかりに仲良くすることができて、初めて友達と遊ぶみたいなのが理解できた。りすこなんか典型だけど、なんかよくわかんないけどコミュニティの人達がしゃべってるから一緒になってしゃべってたら仲良くなってて(と僕は思ってる ♡)、今ではちょこちょこ飲んだりしてる。他にもコミュニティをきっかけに仲良くなった(と僕は思ってる)人が何人もいる。
コミュニティに参加して、普段色々しゃべったり、たまに勉強会とか飲み会とかでしゃべったり、みんなでコミュニティに何か還元したり、そういうことができる仲間と出会えることこそコミュニティなんだと思う。デブサミ行けば分かるように、世の中いろーんなコミュニティがある。コミュ障で困ってる人は、自分の興味のあるトピックとか興味のある人がいるコミュニティに、とりあえず参加してみるといいと思う。
プログラマ界隈以外にこういう文化があるのかどうか分からないけど、少なくともこの界隈はそういうのがたくさんあって、いわゆる学校のクラス的なお友達の作り方ができない人はこういう友達の作り方もあるよと知ってもらえるといいと思う。
コミュニティで一番大事なのは、何かしらの還元をするということだと思う。他の人の意見を迎合してるだけとか、飲み会に参加するだけとか、あんまり誰のメリットにもならない。例えば自分のちょっとしたコードをシェアしてみるとか、自分なりの意見をぶつけてみるとか、勉強会や飲み会の企画やったりとか、そういうことをしていかないと僕みたいに大して突出した能力のない人は多分名前忘れられる。
まとめ
思ったよりも自分はコミュニティに支えられてるんだなぁと改めて感じて、予想より長くなった。今の僕は、コミュニティがなかったら間違いなく存在しなかったので、常に何か還元できないかということを考えて日々生きていて、それが生きる目的の 1 つになってるんだと思う。コミュニティというものに出会う前のクローズドな人生にいた自分には想像もできなかった未来だけど、僕はとても満足している。これからもコミュニティを大切にして生きていきたい。英語なコミュニティみつけたいなぁ(ボソッ