サンフランシスコ生活始めました

サンフランシスコからこんにちは。今日からひとまず1年間、アメリカのサンフランシスコで仕事をすることになりました。だいぶ前から言っていた夢がひとまず叶ってとてもハッピーです。

今回、日本の会社からの出向という形でアメリカの会社で働くことになりましたが、アメリカで働くというのがこんなにも大変で面倒なことなのかと思い知らされました。ビザの取得に始まり、日本で住んでいるところの処理やアメリカでの住宅探し、銀行や携帯電話など今まで当たり前に持ってたものがないこと、仕事の引継ぎ(業務自体や評価)、保険や税金などの違い、などなど。今回は会社にたくさんサポートをしてもらえて本当に助かりました。

また、諸事情あって10月頭という当初の予定から1ヶ月遅れてしまったのですが、9月からの2ヶ月間に本当に色々な方から「いってらっしゃい!がんばれよ!」と言って頂けて大変ありがたかったです。イクイク詐欺を繰り返してしまったわけですが、おかげでたくさんの人と日本を離れる前にお話できたので、怪我の功名ということでご容赦下さい><

なぜ行きたかったのか

なんで僕がこんなにもアメリカアメリカと言い続けて来たのか。色々細かい理由はあるにはありますが、最近振り返って思うに「ひとつの文化しか知らないのは嫌だ」というのと「世界一を味わってみたい」が大きかったように思います。

僕は生まれてずっと日本という国でしか暮らしてなくて、触れ合ってきた人も同じ境遇の人がほとんどです。日本のいいところ悪いところはわかっているつもりでいるけれども、違う文化を知らなくて本当にそれがいいことなのかどうかはわからないなぁと思ってます。異文化の経験のある人は「〇〇人はこうだけど、日本人はこうだ」とかいう話をよくしてくれますが、そういう話を聞く度に「所詮、伝聞では何もわからないなぁ」という思いが強くなりました。自分の目で確かめずに「あの人がこう言ってるから〇〇人はこういう特徴がある。だからその国でビジネスするには云々」とか語るのは僕は嫌です。

もちろん、日本にもたくさんの外国人が住んでいて、そういう人たちともっと触れ合えば今よりももっといろんなことが分かってくるとは思いますが、実際に文化に浸ってみるのと比べれば自分の中での確度が全然違うと思います。

なので僕は日本という文化以外のところで生活がしてみたかった。

とはいえ身体は一つしかないので、どこか選べと自分に問いかけたら、まず最初に行くなら今現在間違いなく世界一の大国であるアメリカを選ぶことになりました。世界に誇る人・物・サービスを生み出し続けるエコシステムがいったいどうなっているのか、伝聞ではなくこの目で知りたい。そしてそれは単に観光に行った程度では分からないと思っています。自分もそこで生活してエコシステムの一部となってみたい。

だからアメリカで働いてみたいと思いました。

英語について

最初自分は「英語ができるようになる最短の道としてアメリカで働きたい」と考えていました。でも心の底にあった本当の理由は上に書いたことだったように思います。とはいえ、当然英語ができないとエコシステムに完全には入れません。

今回アメリカに行く事が決まってから、まずTOEICを連続で受けて自分の状況を客観的に見るようにしようと思いました。以前に受けたものも入れるとこういう変遷でした。

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一応着実に積み上がっていますね。これは渡米に向けて英語の特訓を積んだ成果でしょうか?そうではないです。

正直、英語学習のために割いた時間はほとんど増えてません。会社の中で週1回1時間の英会話のレッスンを続けた以外に特に何もできてませんし、そもそもこのレッスンは去年の秋ごろからずっと同じペースで続けています。じゃあ何が点数に反映されたのか?




それは「覚悟」だと思います。

英語のレッスンをお金払ってやらなくても、日本で英語に触れる機会は今やそこら中にあります。道で困っている外国人、懇親会やパーティに来ている外国人、英語のドキュメント、IRCやTwitterなどなど、ちょっとしたタイミングで英語を使う機会というのはゴロゴロと転がっています。振り返れば確かにたくさんあったのに、そういう時僕は「僕より英語できる人がいるから、別に僕がやらなくてもいいよね」と思ってその機会を自分から放棄していました。

今回、アメリカで働くという事が決まったことでそういう精神的な「退路」が絶たれたことで、自分の中で大きくスイッチが入ったように、今から振り返ると感じます。

覚悟は人を成長させます。コミュ障で日本人ですら知らない人と話すのは苦手なのですが、外国人と英語で話すのは英語の特訓もできてついでにコミュ障も改善できる千載一遇のチャンス!となぜかポジティブに捉えられる様になりました。コミュ障が治ったとは思ってませんが、カンファレンスなどで日本人だけで集まって話すのはそこそこに、外国人のところに行って「こんどSFで働くんだ。でも英語がうまくなくて上達させないといけないんだよね!」という感じで話をすることができました。

実時間としては、たかが数分立ち話をする程度でそれが数回あっただけです。あとやったことといえばPCや携帯の言語設定を全て英語にしたくらいです。それでも自分の中で確実に、渡米が決まる前と今では全くレベルが変わったと感じてます。別に何か知識や語彙が増えたわけではありません。増えたのは「覚悟」だけですが、覚悟さえあればちょっとした機会、それがMacで設定を開くと全部英語で書いてあるという程度であっても、それを何倍にもして自分の力にすることができます。

とはいえ、英語についてはこれからが本当の勝負です。覚悟のおかげで最初の関門は突破できたとおもいますが、実際に仕事ができる英語を身につけるためには毎日泣きながらやるしかないんだと思ってます。

覚悟について

自分の英語について振り返って「覚悟は人を成長させる」というキーワードに気づいたのですが、何にでも当てはまるなぁと思いました。

「おれは絶対にアメリカで働くんだ」という覚悟があったからここに来れました。「大学院を辞めたのは間違いじゃなかった、と言えるようにしなければならない」という覚悟があったからここに来れました。他にもいろんな覚悟をしてきました。

「覚悟」は裏を返せば「わがまま」です。僕の知ってるところ・知らないところで、たくさんの人に迷惑をかけていると思ってます。本当にごめんなさい。だからこそ、安易に覚悟を曲げるべきでは無いと思います。

他人に迷惑をかけずに生きることはできないんだなぁと、今回渡米が決まってから色んな人にお世話になって改めて感じました。妻には一番迷惑かけてしまったし、家族も然りです。友人、会社、あらゆるところに迷惑をまき散らして、僕は今日から新しい生活を始めることになったわけです。

実はこのエントリは、きっと数カ月後に挫折しそうになっているであろう自分に向けても書いています。挫折するのは勝手だけど、少なくともこれまでかけた迷惑の分は得られたものがあったのか?そうでないならもうちょっと踏みとどまろう。ここに来た時君はこういう風に感じていた。ちょっとやそっと失敗した程度で逃げられる程の小さな覚悟じゃなかったはずだ。前だけ向いて頑張れ。

おわりに

30歳になる前には英語の環境に生きたいと思ったあの時の願いは幸いにも達成できました。ありがとうDeNA。人生他にもたくさんやりたいことがあるのであまりのんびりはしたくないですが、しばらくはどっぷりこのエコシステムに浸かって自分を成長させたいと思います。

これから死ぬわけでも会社を辞めるわけでもないですが、今まで日本でお世話になったすべての方々に本当に感謝しています。今はインターネットで繋がれる幸せな時代なのでそんなに距離は感じないですが、これからもよろしくお願いします。

そして新しい環境で触れ合うすべての人々には、とりあえず英語が下手くそでごめんなさい。でも頑張って勉強するので仲良くしてあげて下さい。アメリカ人っぽくなれるように頑張ります。

Nov, 3, 2012 SFOへ向かう機内にて riywo

axxman 12-11-17 (土) 6:12

アメリアへよこそ!最近はこの日本語ブログを見つけた。いつか日本に住むかもしれません。

I hope you like it here!

FusaFusa 12-11-18 (日) 15:59

こんにちは、たまたま見つけて、参考になりますし、面白いです!!
まだサンフランシスコにいらっしゃいますか? 私は今サンディエゴに住んでいます。
心理系大学院も目指して語学学校で勉強中の中年女子です。
ちなみに放送大学で学位を取りました。
現在TOEFL勉強中ですが、これでもかっ ってくらい難しいですね!!
違った形ですが、夢を叶えられて、おめでとうございます!!
文章から優しい性格の方なのが垣間見えます。 悲観的になったりするところにも
共感してしまいました。
サンフランシスコはもうすっかり寒いと思いますが、お体をお大事に。
霧も濃いですしね。

riywo 12-11-20 (火) 8:02

> axxman
ありがとう!日本もいいところです!
Thank you! I have already liked SF!

> FusaFusa
おおお、それはすごい!TOEFL頑張って下さい!
僕はTOEFLに到達するまでにはまだ時間はかかりそうですが、
粛々と頑張ります!

shin_en 12-11-21 (水) 2:06

SF行きを目指しています同じくエンジニア(まだ学生)です.応援してます.そして自分もいつか必ずそこに行きます!
頑張って下さい!!