就労ビザ 【SFアドベントカレンダー2012】

最新の状況はご自身の目で確認するようにして下さい!!!

ビザ?

何はなくともビザの話が必要ですね。そもそも海外旅行とかもあんまりしたことないので、僕はビザが何なのかも分かってなかったですね。外国に移動するにはパスポートが必要だというのは何となくみんな知ってると思うのですが、それとは別に入国する国が発行する「あなた入国してもいいよ」という感じのものがビザです(多分)。これがないとアメリカに入国することができません。

日本からアメリカの場合、観光等で 90 日以内ならビザが不要でパスポートだけで行けますが(最近は ESTA の事前申請も必要。これについては後日書きます)、それ以上の滞在の場合はなにがしかのビザを取得しないといけません。というわけで長期に働くためにはそれ相応のビザを取得することから始める必要があります。

ビザの種類

ビザの取得をサポートしている会社のページを見てみます。

一杯種類がありますね。日本人が働きに行くという場合には、H-1B、L、E が多いようです(それ以外は僕はよく知りません)。これらはざっくり言えばアメリカで労働をするので入国を許可してください、という感じで申請します。それぞれ違いは一杯ある様なのですが、大事な観点としてはこんな感じ。

  • アメリカでの雇用主を変えられるかどうか

    • H-1B のみが雇用主を変えられます。他のビザは雇用主が無効化したら退去する必要があります。
  • 配偶者ビザで就労できるかどうか

    • H-1B は配偶者が就労できません。
  • 発行数制限

    • H-1B はその年に”アメリカ合衆国”が発行する数に上限があり、上限に達したらその年はもう取れません。

      • 毎年 4 月から申し込み受け付けが始まりますが、早い年は 5,6 月に売り切れになったりします。
      • また、H-1B でアメリカで働き始められるのは取得年の 10 月以降になります。
      • つまりその年の分が売り切れた場合、H-1B で行けるのは翌年 10 月以降となってしまいます。

そもそもこんな縛りがあるとか、なんにも考えたことなかったので驚きですね。外国人が大量にやってきて、その国の人の雇用機会を奪っては困るので、就労については色々と厳しいようです。一つの国で生まれ育って働いていると、働く許可を得るというのがこんなに大変なのかということを知るよしもないので(日本はむしろ国民の義務ですからね。。。)こういう経験ができるだけでも貴重ですね。

サンフランシスコで働くケースは、日本の会社からのアメリカの支社へ出向する場合、アメリカ本社の日本法人で務めていて本社勤務になる場合、アメリカ本社の会社に外国人として就労する場合、アメリカで企業するために就労(?)する場合、などなど様々だと思います。それぞれのケースで当てはまるビザの種類も限られます。これからビザを取るという方は一口にアメリカで働くと言っても色んなステータスがあるんだということを知っておくとビビらなくて済むと思います。

大使館面接

実際のビザ取得までのフローは種類によって違う様です。初めはひたすら書類を揃えるフェーズで、最後は大体日本のアメリカ大使館での面接になります。予約した日になったら準備した書類一式とパスポートを持って大使館に向かいます。運が悪いとそもそも大使館自体への入館ゲートに長蛇の列ができることもあるそうなので、早めに向かうといいみたいです。入館はアメリカに入国するみたいなものなので、荷物の検査があります。携帯とか PC は大使館にいる間は入り口に預ける必要があるので、本とか持って行くといいと思います。なぜなら、ゲートを通って書類一式を提出したあと、2 時間くらいはただただぼーっと待ってるだけなので(僕はぼーっとしてました><)。。。面接自体は大概難しいものではないようです。ちなみに日本語でも大丈夫です。雰囲気はこちらのブログがよくまとまっていました。

おわり

すごく適当ですが、ビザ概要でした。そもそもアメリカで働きたいと思ってこの辺を調べ始めた時は、まさに驚きの連続でした。

何度も言いますが実際に取得される際には専門の方に相談したり、自分の目で確かめたりして下さい。

次は I-94 とかのお話でも。