Podcastはじめました&Podcastのはじめ方
miyagawa さんが始められたのをみて、そういえば Podcast ってどういう仕組でやってるのかすら知らないので勉強ついでにやってみようかなと思って始めてみたら、思った以上に手間がかかってしまったので、3 行でまとめて「みんなも始めよう!」という感じにしたい。
- Mac で録音して無音とかカットする
- github page にアップして Tumblr でブログ作って Feedburner で RSS 作る
- iTunes から RSS を登録してレビュー通ったら完成!
miyagawa さんの Podcast を大いに参考にさせて(パクリとも言う)頂きました。感謝!というわけで、僕の Podcast はこちらになります。まだ ep0 で、次回から本気だす!
はじめに
エンジニアの人が最近の技術とかなんかそういう話をするチャンネル、たくさんあると楽しいですね。ブログとか勉強会とかは日本は盛んだと思いますが、ブログ読むのめんどくさいし、勉強会行くのだるい。Podcast なら通勤時間やお風呂の時間に流しておくだけでいいので実は結構手軽ですね。ちなみに作業中に聞くと意外と集中できないので、移動中とかがいいようです。
というわけで、お金かけずにさくっと作る方法をまとめてみたので、我こそは、という方ははじめてみましょう!
と言ったものの、思ったよりまとめるのめんどくさかったのと、まだまだ洗練の余地があるので速報程度であげておきます!
まずは録音
僕は音楽とかにトンと疎いので機材なんて一切もってないですが、とりあえず Apple のマイク付きイヤホンでしゃべって録音してみました。改善の余地があるのは承知してますが、まずはやってみるところから。
で、録音方法ですが、次回からは Skype でお話しながらやりたいのでその方法を調べてみました。Mac で録音するために、下記のソフトウェアを利用しました。
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録音
- Garageband (最初から入ってる)
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通話
- Skype
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仮想音声ドライバ
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インプットリダイレクト
ちょっと細かい説明を書く気力が無くなってきたのですが、だいたいこんな感じで接続。ポスプロも含めてこの辺はもうちょっといい方法探してからまたまとめます。
ちなみに、Skype の Speaker の接続チャンネルと、Linein の接続チャンネルを分けておくと、Garageband で別々の音声で受け取れるので、フィルタを変えたり、片方だけミュートしたりできるので便利ですね。
ポストプロダクション
録音が終わったら、ポストプロダクション(ポスプロ)します。と言っても、特に知識もないのでやったことは無音とか咳とかをカットしただけです。録音した Garageband でそのまま編集もします。やり方は今回はひたすら自分で聞いて無音部分が出たら区切る、最後までいったら無音部分を切って詰める、というのを人力でやりました。大変お疲れ様でした。
これ、もっといい方法探してて、DJ hidek さんに教えてもらったこの辺を次は試してみようかと思ってます。録音方法と含めてどうするか考えることが多いですね。ここまでの作業は有識者のかたに鉄板を紹介して頂きたいところ。
Garageband で編集終わったら mp3 に吐き出しました。m4a の方がセクション情報埋め込めていいんですが、後述の github pages が m4a だと適切な Content-type を返してくれなくて Feedburner が enclosure に入れてくれないという理由により mp3 でやってます。改善方法求む(自分でサーバ立てればいいだけ)。
Podcast 配信の仕組み
さて、ここまでで素材は完成です。あとはこれを Podcast の配信の仕組みに載せればいいのですが、そもそも Podcast ってどうやってるのでしょう?僕は Apple のサーバにアップロードするのかなーとか思ってたのですが、自分でどこかにホストして RSS フィードを作成する必要があるんですね。
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何かしらの方法で http でアクセスできるところに素材を置く
- 自分のサーバ、レンタルサーバ、など
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Podcast の仕様に則った RSS フィードを作成する
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いくつか専用のタグが必要なのと、音声ファイル自体は enclosure というタグで明示する必要がある様です
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細かい仕様はこちら
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その RSS フィードを iTunes に食わせればとりあえず聴ける状態にはなる
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iTunes Store で配信してもらう(ファイルではなくフィードを)ために登録して review を待つ必要がある
Github pages as a CDN
ここで困ったのが、僕は(仕事はサーバ管理なのに)サーバ持ってなくて、そもそもファイルの配信ができないということ。最初、Dropbox 試したんですがイマイチうまくいかなくて、次に S3 も試したんですが、後述の Feedburner が https のファイルは enclosure に入れてくれなかったので断念。また後述の Tumblr も音声ファイルアップロードできるのですが、サイズ制限が厳しいのでこれも断念。
こんな時に役に立つのが SWE の味方、github ですね。github にはレポジトリの内容を静的配信してくれる pages 仕組みがあります。なので、mp3 ファイルをどーんとぶち込んで配信することにしました。
pages の作り方はこの辺を参考にして頂くと良いと思います。最近はレポジトリにgh-pages
というブランチを作るという方法もあるのでお好きな方を。Podcast やってみようかなというエンジニアの人であればこの辺はお茶の子さいさいかと!僕は User の方で作って、自分のドメインのサブドメインを CNAME で向けてます。
Tumblr で公式サイト
さて、無事に素材の配信はできるようになったところで、あとは RSS を作成するだけなんですが、さすがに手で作るのは 2013 年には無いですね。Podcast 用の RSS を吐いてくれる CMS 的なものを何か使ってもいいと思うのですが、ここは miyagawa さんも使ってることですし Tumblr を使ってみましょう!
Tumblr はいくつでもブログを立ち上げられるので、Podcast 用に新たにブログを作りました。自分はさらに自ドメインのサブドメインを CNAME で向けています。
ここで注意点があります。Tumblr は普通の text 以外にも、音声や画像を post するための特別な type があるのですが、音声の post で先ほどの github に置いた音声ファイルをリンクさせただけでは Feedburner 的にちょっと足りません。具体的には、Feedburner は RSS の中にあるリンクに対して enclosure してくれるのですが、Tumblr の音声は Flash のプレーヤを挿入するだけなのでファイルを enclosure してくれませんでした。
なので、音声で post するにせよそうでないにせよ、本文の中に音声ファイルへのリンクを仕込んであげる必要があります。miyagawa さんのやり方に則って Download 用のリンクをつけて投稿することでこれを実現しています。ちなみに、ep0 は text で投稿しています。プレーヤは HTML5 の audio タグで、これも miyagawa さんのをパクって javascript で後から挿入してます(試してないですが、audio タグ書いちゃうと変に enclosure されるのかな?)。サイトから聞く人は少数派だと思うので、とりあえずはリンクを本文に入れることを忘れなければ大丈夫。
Feedburner で Podcast 用の RSS へ
あとは Feedburner に登録するだけで Podcast 用のリンクが完成します。その際、” I am a podcaster! “をチェックしておきましょう。すると、Optimize の SmartCast というのが有効になっていると思いますので、Podcast 形式になっています。あとは設定画面から summary とかを入力しておきましょう。この辺埋めてないとエラーで弾かれる可能性があります(と Apple の人に言われた)。
ちなみに、カバーアートは先ほどの github pages に上げてしまうのが楽ですね。
iTunes から登録すればあとは待つのみ!
そうしたら、下記のリンクから iTunes を開いて、フィードを登録しましょう。
言語は Feedburner が英語以外にできなくて英語になっちゃうんですが、特に問題なく review 通りましたw
まとめ
これで晴れてあなたも Podcaster! Enjoy! 僕も次回からはゲストを呼んでみたいと思います。